頭部X線規格写真(セファログラム)の撮影
頭部X線規格写真(セファログラム)とは、顔の骨格を調べるために撮影する一般の歯科診療所にはない矯正歯科用の特別なレントゲン写真のことです。これは矯正歯科治療を始める際になくてはならない資料で、特に成長期の子どもの場合、成長状態の把握や成長予測に役立ちます。
また、成長期の子どもでは半年後や1年後など期間を空けて2回撮影することで、成長の方向と量も確認できます。成人であってもこの検査をし骨格と歯の関係、軟組織の状態を分析することでしっかりとした治療計画を立てることができます。抜歯が必要かどうかもこの撮影が無いと判断できません。
こうした検査にかかる総時間は通常30分程度。検査後は日を改めて、検査結果をもとに担当医から治療計画の説明を受けることに。その説明に納得したうえで、矯正歯科治療を始めます。