予防矯正
子どもの乳歯から永久歯への生え変わりの時期は、6歳から12歳と言われており、この時期に将来の歯並びや顔の容貌が決まるともいわれています。
この一生に一度しか起こらない大切な時期に備え、幼少期から早めに予防治療を行うことで、顎の発育や将来的にきれいな歯並びに仕上げることが可能になります。この時期に介入しないと、顎が小さいまま成長が終わるため、将来矯正するとなると、抜歯が必要なケースが多くなります。
小児歯科
Pedodontics
かねこ歯科クリニックでは、歯が生え出す6ヶ月頃からの受診をお勧めしています。
なぜこんなに早く歯医者に行くのか?それは、歯科医院には虫歯のチェック以外にもお伝えできることがたくさんあるからです!
例えば、かねこ歯科クリニックでは離乳食の指導を行うことができます。歯の生え方・成長のスピードを見極め、離乳食の形態や食べるときの姿勢・飲み込み方などたくさんの助言ができます。かねこ歯科クリニックではこの早い時期からお口の正しい使い方をお伝えすることで、歯列不正の予防・正しい成長発育を患者様に提供することを目標にしています。
1.家庭で毎日フッ素を使う
フッ素の使用は歯の再石灰化を促し、最大の虫歯予防と言われています。
特に効果が高いのは毎日使う方法です。フッ素のうがいを毎日することが簡単で効果が高いのでイチオシです。
年齢によって使用できるフッ素濃度が違ったり、フッ素の種類も様々なので一度来院していただきお子さまにあったフッ素の使い方をお伝えします。
2.間食する回数、時間を決めてだらだら食べしない
虫歯というのはは虫歯の原因細菌が糖分を栄養として酸を出し歯を溶かしてしまう状態のことです。
つまりだらだら物を食べているとそれだけお口の中に糖分がある状態が長くなり、必然的に歯が侵される環境が長くなることになります。これを防ぐために、食べる時間をしっかりと決める。食べ終わったら歯を磨くことが大事になります。
3歳までは3回の食事と2回のおやつ、3歳からは3回の食事と1回のおやつにするなどをお勧めしています。糖分の代わりにキシリトールなどの代用甘味料を使ったものに変える方法もあります。
3.仕上げ磨きをする
小学校の間は可能であれば親御さんが仕上げ磨きをする必要があります。
かねこ歯科クリニックでは仕上げ磨きの方法もしっかりお伝えしています。
4.シーラントをする
お子さまの歯、特に奥歯の溝は複雑な形をしているので、なかなか歯ブラシの毛先が入りません。
そのため汚れが溜りやすく虫歯が発生することもあります。
細かい溝を歯科用の薄いプラスチックでふさいで虫歯を予防するのがシーラントです。
シーラントは、生えたばかりの奥歯(6~7歳頃や11~13歳頃)の予防に有効です。
5.家族でお口の環境を整える
虫歯、歯周病は感染症であり、お父さん・お母さん・祖父母・保育士さんからの感染がほとんどです。
ヒトのお口の中は様々な細菌の中から500から700種類の細菌が住みつく(細菌感染する)という研究結果があります。
細菌の種類の決定は、椅子取りゲームみたいなもので最初に善玉菌がたくさん定着すると悪玉菌が定着しずらくなるという構図があります。
逆もあるので、悪玉菌が多いと歯ブラシを頑張っても虫歯になりやすかったり歯周病が進行しやすくなります。
感染の窓と言われる生後1歳7か月から2歳7か月の間にこの細菌の種類(口腔内細菌叢)のパターンが形成されます。この間に、細菌の中でも悪玉菌とよばれるものの感染を防ぐことができれば、お子様を将来を通じて虫歯、歯周病の危険からかなりの確率で守れるということになります。
子どもの乳歯から永久歯への生え変わりの時期は、6歳から12歳と言われており、この時期に将来の歯並びや顔の容貌が決まるともいわれています。
この一生に一度しか起こらない大切な時期に備え、幼少期から早めに予防治療を行うことで、顎の発育や将来的にきれいな歯並びに仕上げることが可能になります。この時期に介入しないと、顎が小さいまま成長が終わるため、将来矯正するとなると、抜歯が必要なケースが多くなります。
歯並びが悪くなる原因は、口呼吸・舌の癖・飲み込みの癖?
そんな原因解消に役立つ、子どもに最適なのがこども矯正(MRC)です。
皆様のお子さまは、正しい呼吸をしていますか?
普段、口がポカンと開いていませんか?
その結果、気づかない間に歯並びも悪くなってしまいます。
今は、4人に3人の子どもたちに、歯列不正と、顎の発育の問題があると言われます。
なぜ、そんなにも多くの子どもたちが歯列不正を抱えているのでしょうか?
歯列不正と顎の発育に関しては、今までは遺伝的な問題があるとの理由から、
治療を先延ばしにされることが多く見られました。
しかし、多くの研究から、顎の発育不良の原因として、口呼吸・舌の癖・異常嚥下(飲み込みの癖)などが、1つの大きな原因であることが、分かってきました。
つまり、下記のようなことが原因で、不正咬合が生まれてしまいます。
「口呼吸」「長期間の指しゃぶり」「間違った舌の使い方」「間違った嚥下の仕方」「いろいろな態癖」「哺乳瓶やおしゃぶりの適齢期過ぎての使用」「普段の姿勢」
そんな原因の解消の為に開発されたのが、
こども矯正(MRC)(Myofunctional Research Co.)矯正システムです。
ブラケット(ワイヤー装置)をつけない、歯を抜かない子どもの矯正治療で、オーストラリアで開発された新しい矯正のシステムです。
トレーナー装置というマウスピース型の矯正装置を使用しながら、口のまわりの筋肉をトレーニングすることで、子どもたちの不正咬合(乱れた歯並び)を早期に治療します。
こども矯正(MRC)システムでは、不正咬合の原因となる舌の悪い癖・ロ呼級・飲み込みの悪い癖・姿勢や態癖などの悪習癖を治療することで、本来子どもが持っている正しい歯並びを促します。
また、口呼吸を改善することは歯並びだけでなく健康面においても大きなメリットがあります。
一般的には6~8歳頃になると、子どもの歯列不正に気づくことが多いと思います。しかし、歯科医の中には、すべての大人の歯が生えて、顎の発育が終了するまで治療を待つことをすすめる歯科医もいます。
その結果、ブラケット治療や抜歯をしてスペースを作る矯正治療しか選択できなくなります。
成人矯正治療においては”後戻り”が問題となることが多いですが、MRCでは悪くなった歯並びを並べるのではなく歯並びが悪くなる原因を除去していくので後戻りの問題はほとんどないです。
こども矯正(MRC)は従来の矯正トレーニング方法とは大きく異なり、子どもたちが楽しんでいるうちにトレーニングになってしまっていることが多く、途中で矯正をあきらめてしまう可能性が少ないのが特徴です。
こども矯正(MRC)システムでは5歳頃から矯正をスタートし、成長に合わせて顔や顎の発育を促します。
小さいころから、舌や呼吸を正しい方法に導き、正常な発育・成長・免疫獲得を目指します。
その結果として歯並びも改善していくという、歯並び改善のシステムです。
トレーナーのみを渡して家ではめてもらうやり方をしている歯科医院もありますが、実際はトレーナーを入れているだけでは治りません。筋機能トレーニングが大切です!
筋機能訓練を取り入れた矯正治療それこそがこども矯正(MRC)です。
当院では、子どもたちの口の筋機能習癖改善のために、「トレーナーの装着」と「こども矯正(MRC)システムに沿った口腔周囲筋のトレーニング」を行っています。
トレーナーは歯を動かすためのものではなく、改善された筋肉がきれいな歯並びを作っていくのです。
トレーニングによって「歯並びが良くなる」以外にもこんな効果が期待できます。
早期に始めるほど、子どもたちは生涯に渡り、正しい口の筋機能習慣を身につけ、顎の成長ときれいな歯並び、顔の好ましい発育を得ることができるばかりでなく、正しい呼吸により病気にかかりにくい強い身体をつくることがきるでのです。
そんな矯正治療のシステムがこども矯正(MRC)システムです。
このシステムに沿った治療が行われている所が少ないのが現状です。
どうぞ安心して、少しでも気になる方はお気軽に、何でも聞いてください。