ブログ
Blog
ブログ
Blog
今回は歯茎からの出血と痛みを主訴に来院された患者様です。
歯医者は3年ぶりとのことでした。
初診時
たくさんの歯石と磨き残しが付着しており、歯肉炎を発症していました。
歯肉炎とは磨き残しなどのプラークや歯石によって、歯茎が炎症を起こしてしまう病気です。
炎症があるので、出血や痛みを伴います。
この歯肉炎を放っておくと、歯周炎へと移行してしまいます。
歯周炎とは歯肉炎が進行し、歯を支えている歯周組織である、主に骨を溶かしてしまう「骨の病気」です。
多くの方が、歯肉炎と歯周炎をまとめて歯周病や歯槽膿漏と呼んでいます。そして、多くの方が歯周病は歯茎が腫れてしまう「歯茎の病気」だと思っていますが本当は「骨の病気」なのです。
そして、歯周病の怖いところは、痛みなどの症状が少なく気づきにくいところです。
久しぶりに歯医者に行き、レントゲンを撮り、そこではじめて歯周病がかなり進行していることに気づく方がたくさんいます。
今回の患者さんの骨の状態
歯周病がかなり進行した患者さん
骨のラインが違うことがわかります。歯周病が進行すると明らかに骨が減っていることがわかります。
今回の患者さんは中等度の歯周病でした。
歯石取り、ブラッシング指導を行いました。
ブラッシング指導では、患者さんにあった歯磨剤・歯ブラシを処方しました。
処置後
歯石取り・クリーニングにより完全ではないですが、かなり歯茎の炎症はおさまりました。
衛生士の指導の甲斐もあって、患者さんのモチベーションもかなり上がり歯ブラシを頑張ってくれています♪
今後、磨き残し(プラーク)が停滞しやすい不良修復物の治療と更なるモチベーションの向上を目指したブラッシング指導を行なって行く予定です。
歯周病の予防には、日々の歯ブラシなどのケアと定期検診が重要となります。
皆様も歯医者さんで定期検診を受け、歯周病予防に取り組みましょう♪