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こんにちは!かねこ歯科クリニックの院長の兼古です♪
先日、娘に歯が生えてきました!!
そこで今回は赤ちゃんのお口のケアについてのお話です♪
赤ちゃんの歯の成長にはかなり個人差がありますが、だいたい生後半年くらいから歯が生え始めてきます。
前歯から生え始めて、徐々に奥歯まで生えていき、乳歯が生えそろうのがおおよそ2歳になる頃。
この期間は歯だけでなく、体もどんどん大きくなり、運動機能も発達し、栄養のとり方も母乳やミルクから離乳食、さらに幼児食と変化していきます。それらとともに、心も成長していき、ママやパパのお世話がなくては何もできなかったのが、自分で何でもやりたがるようになったり、逆に何でも嫌がるようになることもあります。実はこれらのことが、歯のお手入れにも関係してくるのです。
歯は一度虫歯になってしまうと、治療はできても完治することはありません。乳歯でも虫歯になると永久歯の発育に影響を与えることがあるため、虫歯は極力避けたいものです。
そのためには、歯が生え始める前から、口の中に虫歯菌が住み着く環境をつくらないことが大切です。また、歯が生え始めたらすぐにきちんとお手入れを始めることが必要です。けれど、なかなかママの思うようにお手入れができないこともあります。
歯のお手入れの流れは?
では、成長に合わせた歯のお手入れとは、どのように進めればよいのか見ていきましょう。
歯が生え始める前(生後5・6ヶ月頃まで)
この時期の特徴
離乳食はまだ始まっておらず、栄養は母乳やミルクだけ。
歯のお手入れ
歯はまだ生えていませんが、食事のあとは口の中をきれいにする習慣をつけてあげるため、授乳の後に白湯を飲ませてあげたり、ぬれたガーゼや滅菌されたシートなどでお口の中を拭いてあげるとよいでしょう。
歯の生え始め(生後6ヶ月頃から)
この時期の特徴
寝返りやおすわりができるようになる頃。離乳食もスタートしている時期ですが、歯を使って食べられる時期ではないので、なめらかなペースト状のものや、舌で押しつぶせる固さのものを食べている頃です。
歯のお手入れ
まだ生え始めの時期は、歯ぐきがやわらかく傷つきやすいので、ママがガーゼや滅菌されたシートなどでやさしく拭いてあげましょう。
前歯が成長してくる(生後10ヶ月前後から)
この時期の特徴
はいはいをしたり、早い子はつかまり立ちなどをしているかもしれません。離乳食も形のあるものに進み、栄養の中心が母乳やミルクから離乳食へと変わっていきます。
歯のお手入れ
歯が歯ぐきからちゃんと顔を見せて生えてきたら、シートなどでの拭き取りだけでなくベビー用歯ブラシを使って磨いてあげましょう。
前歯が生えそろう(生後12ヶ月前後から)
この時期の特徴
たっちをしたりあんよをしたり、体の成長が目に見えて著しい時期。世界が広がるとともに自我も芽生え始め、何でも自分でやりたがるようになります。離乳食も食べられるものの種類が格段に増えています。
歯のお手入れ
歯みがきを自分でやりたがることもありますが、まだ赤ちゃん自身ではきれいに汚れを取り除けないので、ママやパパが仕上げみがきをしてあげてください。口ゆすぎもまだちゃんとできないため、ベビー用の歯みがきジェルなどを使っている場合は、シートなどで拭き取ってあげましょう。
奥歯が生え始める(生後18ヶ月前後から)
この時期の特徴
赤ちゃんというよりもう子どもらしくなっています。離乳食も完了に向かっています。自分ではまだ話せなくても、ママやパパの言うことは理解できるようになっています。
歯のお手入れ
歯みがきが生活の習慣になるように食後に歯ブラシを持たせてみましょう。この時期もまだ自分ではきれいに磨くことはできないので、ママやパパが仕上げみがきをしてあげてください。
奥歯が生えそろう(生後24ヶ月前後から)
この時期の特徴
「何でもイヤイヤ」とダダをこねる第1次反抗期“魔の2歳児”を迎え、ママの言うことをなかなか聞いてくれないこともあります。
歯のお手入れ
自分で磨くのもイヤ、ママに磨いてもらうのもイヤ、ということもあるかもしれませんが、それもその日のご機嫌次第。奥歯が生えそろうと、虫歯にもなりやすいので要注意。ここはママが辛抱強く、お人形などに歯みがきをさせるマネをして見せたり、歯みがきへの興味を持たせる工夫をしていきましょう。子どもの好きな風味のついた子ども用の歯みがきジェルなどを使うのも手です。口ゆすぎが自分でできるようになったら、歯を虫歯から守ってくれる働きのあるフッ素を配合した歯みがきジェルを使ってあげましょう。
お母さん、子どもさんのお口のお悩みお気軽にご相談ください♪